Claude Codeで自律型コンテンツパイプラインを構築した話
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パイプラインの構成
Claude Codeを使って、記事の自動生成パイプラインを構築しました。Observer、Strategist、Marketerの3フェーズを順番に実行する仕組みです。
各フェーズは独立したClaudeセッションとして動き、前フェーズの出力を読んで次のステップを生成します。
壊れたところ
6回のテストで9個のバグを発見しました。
- 並列実行の競合: cronが3フェーズを同時に起動。Strategistが未完了のままMarketerが動き出した
- テーマの重複: 除外リストがないと、パイプラインが毎回同じテーマを選んでしまう
- 品質チェックの自己申告: AIが自分の成果物を自分でチェックして、常にパスしていた
9個全てがハーネス(モデルの周りの環境)のバグで、モデル自体の問題はゼロでした。
修正方法
時間ベースのcronからイベント駆動チェーンに切り替えました。前フェーズが完了してから次が起動するafter依存を導入。
# Before: 全部同時に発火
observer: "0 7 * * 1"
strategist: "0 7 * * 1"
marketer: "0 7 * * 1"
# After: イベント駆動チェーン
observer: "0 7 * * 1"
strategist:
after: observer
marketer:
after: strategist
学び
AIエージェントの品質は、AIの外側で決まる。モデルはシェフだが、キッチンが壊れていたらどんなシェフも料理できない。
さらに深掘りしたい方へ
本記事はその一面に過ぎません。OpenAI・Anthropic・LangChain・Martin Fowler・学術の5つの解釈を1冊に統合した体系書 ハーネス・エンジニアリング — AIを”使う”から”操る”へ で、ハーネスとは何か、どう設計し、どう運用するかを19章で解説しています。
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